私たちは、まずひとつの疑問から出発しました。
為替でドルが大きく動く。少し遅れて金が反応する。同じ時間帯に、暗号資産の一部が崩れはじめる。さらに株価指数を見ると、まだ何も反応していないものもあれば、すでに方向を変えかけているものもある。
これは本当に、別々の出来事なのでしょうか。
それとも、ひとつの市場構造が変わる前に、資産ごとに違う順番で表れているのでしょうか。
MARKETDPROは、この問いを検証するために作った市場構造の研究サイトです。FX、金、暗号資産、株価指数、そして時間足ごとの反応を横断して、相場がどのように形を変えていくのかを記録しています。
私たちが見たいもの
ひとつのチャートだけを見ると、相場は分かりやすく見えることがあります。けれど、分かりやすく見えた時点で、最初の違和感はすでに別の場所に出ていたのではないか。私たちはそこを疑いました。
ドルが先に動いたのか。金がそれを確認したのか。暗号資産が先に崩れたのか。株価指数は遅れて反応したのか。あるいは、時間足だけが先に揃っていて、資産同士の確認はまだ足りないのか。
こうした順番を追っていくと、相場を「買い」や「売り」の一言で片付けるのが少しもったいなくなります。シグナルは指示ではなく、観測された市場状態のメモです。強く見えるシグナルでも、周囲の資産が確認していなければ、まだ結論を急ぐ場面ではないかもしれません。
中心にある研究画面
Market Navigatorは、この研究を目で追うための画面です。FXの圧力、金の反応、暗号資産の崩れ方、相関の確認、時間足の一致を同じ画面に置いています。相場をひとつのボタンに単純化するためではありません。資産同士の関係がどのように変わっているのかを、読者と一緒に見直すためです。
相関を見る理由
検証を続けるうちに、私たちは単独のチャートよりも、資産同士の関係が先に変化する場面がある、という見方に至りました。通常はある程度まとまって動く資産同士が、ある時間帯から急に足並みを崩す。そのズレが、後から見れば市場の転換点に近かった、というケースがありました。
私たちはこれを、クロスアセット相関崩壊、つまりCACCという考え方で整理しています。ただし、これは万能の法則ではありません。提示した条件、期間、データ品質の中で観測された市場の癖として見ています。
このサイトの読み方
このサイトは、結論だけを読むよりも、観測の順番を追って読んだ方が面白いはずです。どの資産が先に違和感を出したのか。どの市場が遅れて確認したのか。どの時間足では一致していて、どの時間足ではまだ迷いが残っているのか。
あなたなら、このズレをどう読みますか。私たちは、その問いを残せるページを増やしていきたいと考えています。
次に読むページ
- Market Navigator: 研究画面の中心です。
- Research Lab: CACC、CTS、TGEのつながりを説明します。
- Data and Methods: 何を数え、何を除外し、どこに限界があるのかを残します。
- Gold Notes: なぜ金を市場の証人として見るのかを説明します。
- Equity Extension: FX・金から株式セクターへ広げる計画です。
ここで扱う内容は、将来の値動きや利益を保証するものではありません。研究、教育、ソフトウェア開発のための記録として公開しています。