市場状態メモは、チャートがきれいに見えた瞬間から始まるわけではありません。
むしろ、いくつかの普通のものが、いつものように並ばなくなった時に始まります。
最初の一文は地味でいい
役に立つメモの最初の一文は、たいてい劇的ではありません。ドル圧力は広いが、金はまだ確認していない。短期足では円買いが見えるが、株価指数はまだ静か。暗号資産だけが先に崩れている。
そうした小さな文章が、あとから読み返す時に効いてきます。
何を残すか
私たちは、結論だけでなく順番を残します。どの資産が先に動いたのか。どの資産が遅れて確認したのか。どの時間足では一致していて、どこではまだ迷いがあったのか。
市場メモは、当てるためだけのものではありません。あとから自分たちの読み方を検証するためのものです。
良いメモは迷いを残す
相場メモは、きれいな結論だけを書くものではありません。むしろ、迷った場所が残っている方が役に立ちます。金は確認していない。株価指数は遅れている。時間足はまだ揃っていない。そうした未完成の情報が、あとから検証するときの手がかりになります。
私たちは、うまくいった場面だけでなく、読みにくかった場面も残したいと考えています。なぜ読みにくかったのかが分かれば、次の観測が少し良くなります。
読者と共有したいこと
もしあなたが同じ場面を見たら、どこで結論を止めますか。どの証拠が足りないと感じますか。その問いを持てる文章が、市場状態メモとして価値のある文章だと思います。

